「自分のお店を持ちたい!」そう決めたとき、最初にぶつかる壁がこれですよね。
- 「BASEやShopifyで、おしゃれな自社サイトを作りたい」
- 「でも、やっぱりAmazonや楽天みたいなモールの方が売れるの?」
結論からお伝えします。本格的な事業として成功させ、着実に利益を伸ばしたいなら、どちらか一方に絞る必要はありません。
むしろ、「モールの集客力」で新規客を捕まえ、「自社サイト」でリピーター(ファン)を育てる「ハイブリッド戦略」こそが、個人や中小規模のショップが損をせず最短で突き抜けるための正解です。
今回は、なぜ「二刀流」が最強なのか、そして具体的にどう進めれば失敗しないのか、そのロードマップをプロの視点で徹底解説します。
1. なぜ「一つに絞る」と失敗しやすいのか?
多くの人が「自社サイトか、モールか」の二択で悩んでしまいますが、実はどちらも片翼だけでは飛ぶのが難しいのが現実です。
自社サイトの壁は「集客」。砂漠の真ん中に店を建てるようなもの
おしゃれな自社サイトを作っても、最初は誰も見に来てくれません。自力でSNSを運用したり、広告を打ったりしない限り、アクセスは「ゼロ」が続きます。集客に疲れ果てて、売れる前に挫折してしまうのが一番多いパターンです。
モールの壁は「利益率と顧客」。手数料と価格競争のジレンマ
Amazonや楽天は、放っておいてもお客さんが集まります。しかし、高い販売手数料や月額費用がかかるため、利益が削られがち。さらに、お客さんは「そのモール」のファンであり、「あなたの店」のファンになりにくいため、常に価格競争に巻き込まれるリスクがあります。
2. 最強の「いいとこ取り」!ハイブリッド戦略のメリット
両方を組み合わせることで、お互いの弱点を打ち消し、メリットを最大化できます。
- モールの圧倒的な「集客力」で、まずは認知を広げる まずはモールに出店し、モール内の検索ユーザーに商品を見つけてもらいます。これが「0から1」を作る最短ルートです。
- 自社サイトの「自由度」で、利益率を高める 自社サイトは手数料が安く、デザインも自由。ブランドの世界観を伝えやすいため、一度モールで買ってくれた人をこちらへ誘導できれば、利益率は劇的に向上します。
- リスク分散:アカウント停止への備え もしモールの規約変更で突然お店が閉じられても、自社サイトがあれば事業が止まることはありません。
3. 失敗しないための「3ステップ」ロードマップ
具体的にどう進めるのが最も効率的か、現実的なステップを見ていきましょう。
【Step 1】まずはモールで「市場の反応」を見る
いきなり自社サイトを作り込む前に、まずはAmazonや楽天市場、あるいはメルカリShopsなどのモールで販売を開始します。「本当にニーズがあるのか?」「どんなキーワードで検索されるのか?」をデータとして蓄積しましょう。
【Step 2】売れるパターンが見えたら「自社サイト」を構築
モールでコンスタントに売れるようになったら、並行して自社サイト(ShopifyやBASEなど)を立ち上げます。この時点では、まだ凝りすぎる必要はありません。
【Step 3】モール客を「自社サイト」へ誘導する
商品発送時に「次回から自社サイトで使えるクーポン」を同梱したり、限定商品を自社サイトのみで販売したりして、少しずつお客様を自分のプラットフォームへ移していきます。
4. 【目的別】おすすめのプラットフォーム組み合わせ
あなたのリソースやブランドイメージに合わせて、最適な組み合わせを選びましょう。
|
目的 |
モールの選択 |
自社サイトの選択 |
特徴 |
|---|---|---|---|
|
コスパ重視 |
Amazon(小口) |
BASE |
固定費を抑えつつ、まずは手軽に始めたい方向け |
|
ブランド構築 |
楽天市場 |
Shopify |
本格的な機能とデザインで、長期的なブランドを作りたい方向け |
|
手作り・一点物 |
Creema / minne |
STORES |
作家の世界観を大切にしつつ、ファン層を広げたい方向け |
5. まとめ:損をせず、最短距離で「本物のショップ」へ
ネットショップの運営は、一箇所に定住しなければならない「引っ越し」ではありません。
最初は大きな街(モール)の軒先を借りて名前を売り、徐々に自分だけのこだわりの本店(自社サイト)にお客さんを招き入れる。この「二刀流の視点」を持つだけで、あなたのビジネスの成功確率はグッと高まります。
「どっちがいいかな?」と悩む時間はもったいないです。まずは小さな一歩として、どちらかのモールに商品を出してみることから始めてみませんか?その一歩が、数年後の大きな利益に繋がっているはずですよ。

